まず最初に、「シューフィッター」と呼ばれる靴合わせの専門家がお客様の足の状態を「三診(問診・見診・触診)」し、足を病理学的に診断します。その後、
両足30箇所に及ぶポイントを精密に計測いたします。
「靴型の設計」は、靴の履き心地を左右するばかりでなく、スタイルの美しさも決定される重要な工程です。靴型(木型)の技術者は、美術解剖学や人間工学・病理学に精通している必要があります。また、長い年月をかけて多くの経験を積み、0.1mmの誤差も許さないほどの精緻な技術を習得する必要があります。このような条件を満たした日本では希少な熟練の技術者が計測データに基づき、
お客様の足の骨格に合わせて木型を削り出します。
靴型が出来上がれば、ほぼ50%完了です。
お客様のお好みのデザインやカラーに合わせてベテランのデザイナー・裁断師・製甲師・底付師・仕上師がその一足の靴のために入念に各工程を進めます。
約30日間を要して、ようやく一足の靴が出来上がります。出来上がった靴をお客様に試し履きしていただき、充分に検討・確認をしていただいた上で、お客様のご不満やご要望等をお伺いし、必要に応じて再度靴合わせをします。(足のサイズは体調によって違うことがありますので、再計測させていただく事もあります。)
出来上がった靴を履いているうちに、なんらかの不都合が出てきた場合でも、できる限りのアフターケアをさせていただきます。お気軽にご相談ください。
(税抜価格)